インタビュー｜大村市乾馬場町の歯医者・歯科｜南野歯科クリニック

コンセプトは、ご家族3世代で来ていただける歯科医院

赤ちゃんからご年配の方まで、親子孫の3世代が揃って通える歯科医院を目指しています。歯を守り長いお付き合いをしていただくため、力を入れているのが予防です。お口の状態やご年齢に合わせ、定期的に歯科検診を受けていただくよう呼びかけています。

また、お子さま連れの診療に力を入れていることも、当院の特徴です。親御さまもご自分の治療を先送りせず、ご家族皆さまで健康になっていただきたいと思います。

患者さまと認識を共有して治療に臨むため、視覚的にご説明

お口の状態も治療方法も、口頭だけのご説明だと私が意図したものと患者さまが思い描くものが違ってしまうことがあるかもしれません。そこで、目に見える形でお話しすることを工夫しています。イラストや動画を活用し、時には位相差顕微鏡でお口の中の細菌がうごめく様子を見ていただくこともあります。

院内には治療の各ステップを紹介する掲示物をご用意しました。初めて歯科治療を受けるお子さまには、これを見て予習してもらうんですよ。

歯科嫌いなお子さまの警戒を解くため、時間をかけてトレーニング

初めて当院を訪れたお子さまを、すぐに治療することはありません。初回は顔合わせの場と捉えてもらい、私たちを信じてくれるようになったら治療に移るシステムです。

何をするにも、「これをやるよ」と声をかけてから行います。お子さまに歯科に慣れてもらうためです。「tell-show-do」という手法で、治療について伝えて器具を見せて触らせてという風に段階を踏んで進めています。お連れになる親御さまのご都合もあるかと思いますので、トレーニングにどれだけの期間をかけるかなど話し合って決めさせてください。ご希望であれば、何ヶ月でもお付き合いします。

なお、痛みや腫れなどの急性症状が出ている場合は、親御さまの同意に基づいてすぐに治療することも可能です。大学病院などに紹介となった場合、お連れになるのがお手間だと思いますので、なるべく当院で治療を完結させる方針です。

お子さまをお持ちの親御さま、ご自分の治療も受けてください

お子さまのお口のことを心配なさって熱心に連れてくるにもかかわらず、ご自分のことは後回しという親御さま、特にお母さまはよくいらっしゃいます。下のお子さまや赤ちゃんがいれば、なおさらです。

どうぞ、受診予定ではないお子さまもお連れになって当院へお越しください。親御さまの診療中、スタッフがお子さまの様子を見守ります。赤ちゃんでしたら、抱っこしてお相手します。人見知りして泣いてしまっても、遠慮なさらなくて結構です。親御さまが歯科治療を受ける機会をサポートしたいと思います。

なるべく他院へ行くお手間をかけさせず、埋伏した親知らずを抜歯

得意な治療は、抜歯です。基本的にはなるべく歯を抜かないようにしたいのですが、親知らずに関しては抜いたほうが良いケースが多くあります。横倒しに生えた親知らずなど、一般的に抜くのが難しいとされるものも、私が対応します。患者さまにとっては、通い慣れた近くの歯科医院で治療が済ませられて便利なのではないでしょうか。

それから、視野を8倍に拡大できる拡大鏡を使うのが、私のこだわりです。保険診療で虫歯を削る時でも、これがあれば切削量を抑えて緻密に治療でき、神経を残すことにもつながります。また、患者さまからは入れ歯についてお喜びの声をいただくことが多くなりました。

自分が患者さまの立場でも、説明をきちんとしてくれる歯科医院に

「今日は何をしますよ」「今日はこういう治療をしましたよ」と言ってもらいたいです。私が納得するまで説明してくれる歯科医師から治療を受けたいと思います。

私自身が診療していて、患者さまが過去の治療歴を語る際、「削られた」「抜かれた」という表現をされることに気付きました。ご自分の思っていたことと違うことをされてしまったという感覚があるのではないでしょうか。

私は患者さまにそうした思いを抱かせたくないので、治療について事前によく説明することにしています。さらに、気に入らなければ元に戻せる方法と戻せない方法がある場合、まずは戻せる方法をおすすめする方針です。例えば神経の治療なら、まずは温存を試みて、それでだめなら抜くということになります。

今後も、世代を超えて通い続けられる歯科医院を目指して

思い描いている未来は、今来てくださっている患者さまが年を重ねてもずっと通ってくださり、結婚されてお子さまを連れていらっしゃるようになる情景です。世代を超えて、診ていきたいと思います。そのために、矯正のご要望があった場合に応えられる体制作りをするなど、診療の幅を広げています。当院の1階には内科医院があるので、そちらと続けて通われる方も多いですよ。